【ゆっくり解説】ロス・アルファケス大爆発事故 スペイン
【ゆっくり解説】人類はもう進化できないよ、という話
世界の登れないぶっ壊れ山9選【ゆっくり解説】【総集編】
どうにも とまらない
【ゆっくり解説】海外で大暴れ!海外で嫌われている「日本固有の生物」10選を解説
【ゆっくり解説】本当は怖い平安京の謎!!
整体の矯正と側弯症
側弯症ってなに?
「側彎症」は脊椎側弯症あるいは脊柱側弯症などと言われます。
背骨は、理想の状態であれば正面あるいは背面から見ると脊椎はまっすぐのびている。
しかし、横方向に曲がったり脊椎が捻じれていることがあり、このような脊椎を脊椎側弯症または側弯症言います。
「側弯症」は、痛みを伴うことはあまり無いため早期発見はすごく困難で、ある程度大きくなってから気がつくことが多い。
気が付いた時には、すでに大きく歪んでしまっていることもあり、成長期にはときどき背骨の曲がりを確認して「側弯症」になっていないかを確認することが必要です。
側弯症の原因
最近では、側弯症を原因ごとに分類するようになっています。
「側弯症」には下記のような種類がある。
特発性側弯症(とくはつせいそくわんしょう)
特発性側弯症(とくはつせいそくわんしょう)とは、原因不明の側弯症の総称である。
この特発性側弯症(とくはつせいそくわんしょう)が「側彎症」の80-85%をしめている。
成長する時に「側弯症」は発症し、その多くが思春期に出現することから小学4年生くらいから中学3年生くらいが注意が必要。
およそ一対七の割合で女子に多く、とくに初経前後の女子に多く発症し、瘦せ形の中学生でも発現しやすく、生活習慣は関係ありません。
身体の発育や成長がしなくなるまで歪み続ける傾向があることから、発現年齢が早く残りの成長する時間が長いほど進行する可能性が高く、一般に骨成長が成熟期に達すると側弯が急に進むことは無くなります。
胸郭不全症候群(きょうかくふぜんしょうこうぐん)
胸郭不全症候群(きょうかくふぜんしょうこうぐん)などのような遺伝的または発育段階に生じた背骨の異常によって発症する。
神経原性側弯症
脳や脊髄(せきずい)の異常によって発現します。
筋原生側弯症(きんげんせいそくわんしょう)
筋肉などのの異常により正しい姿勢を保てないことによって発現します。
外傷性側弯症
外傷を負ったために発症する。
事故などで体に大きな力がかかったことが要因で脊椎が歪んでしまうことがあります。
捻挫や骨折、などそれらの後遺症などによって背骨が湾曲し「側弯症」になります。
姿勢が原因になる側弯症
生活習慣姿勢が悪いと側弯症になることがあったりします。
この「側弯症」は、背骨の脊椎の変形を伴うことは少ないみたいです。
長い時間の歪んだ姿勢は、肋骨や脊椎が変形することもありますが、特発性のような変形のしかたはしないみたいです。
姿勢が要因で出現する「側弯症」は、整体の治療や普段の姿勢を正していることで治していくことが可能です。
体に影響する側弯症
背骨が湾曲する「側彎症」は、体にさまざまな影響を与えます外観の問題、内臓機能への影響、腰痛や肩こりなどのような不快な症状や痛みなど。
見た目
背骨が側方に曲がるだけではなく、椎体自体がねじれながら彎曲するため、だんだん肋骨なども変形し、凸側の肋骨が後ろに張りだすと、女性の場合は乳房が左右が不均等になったり背中が出っ張るなど外観に影響が現れる。
このような背骨や姿勢の変化により羞恥心や劣等感など心に悪影響を与える場合もある。
重度の「側弯症」は、子孫にも受け継がれるかもしれないと心配して結婚の妨げになることもあるようです。
肉体への側弯症の影響
肺への圧迫と変形により起こる呼吸器障害・循環器障害など内臓器官にも影響を及ぼす。
症状が進行すると凸側の肋骨の前後がつぶれるように変形し、肺、心臓などの内臓を圧迫することで悪影響が出る。
側弯症が70度を超えた時は肺活量が極端に減り90度を超えると心臓や肺の機能にも大きく影響し平均余命が短くなるといわれる。
側湾による痛みや凝り
腰椎(ようつい)は肋骨がなく主に筋肉と靭帯により支えられるため、胸椎(きょうつい)よりも負荷が大きい。
また、椎間板(ついかんばん)への影響もあって、側弯症がが45度を超えると椎間板(ついかんばん)への負荷が不均等となり、椎間板の痛み、腰の痛みの原因となります。
骨格の曲がりは、関節や骨格を支える筋肉、靱帯に大きな負担をかけるために、凝りや痛みの原因になります。
急性の痛みや慢性の痛みなどの色々な凝りや痛みの原因なるのですが、「側弯症」の初期や軽い「側弯症」では凝りや痛みが出ることは少数で、多くの場合痛みや凝りが出るのは歪みが悪化した重度の「側彎症」になってからです。
側弯症の検診
日本では、幼児や学校の検診で脊柱検査が行われており、1980年頃よりモアレによる検査が普及して、早期発見が可能になった。
学校保健安全法の改正により、2016年度から運動器検診(家庭で評価ののち学校医による視触診が実施され総合判定)が学校での検診の必須項目になりました。
予防方法は確立されておらず早目に発見して保存療法をおこなうことに効果がある。
非観血的治療には、カイロプラクティックや整体のような手技療法もあります。
しかし、整体やカイロプラクティックなどの脊椎、骨盤の矯正を専門とする治療法でも「側弯症」に特に有効な予防法や治療の方法は発見されていません。
側弯症の治療方法
医療でされる側弯症の治療は、コルセットなどによる治療と手術による治療方法にわけられます。
コルセットによる側弯症の治療
25度以上と診断を受けてしまうと専用のコルセットなどの装具による固定療法が行われることが多いようです。
コルセットのような装具で歪みが消えることは無いが、装具はある程度側弯症の悪化を遅くする為、手術になってもそのタイミングを遅らせる効果がある。
しかし、コルセットなどの装具を付けての日常生活は苦痛を伴う為、コルセットなどの装具の着用をやめてしまう人も数多く、現実的には、その効果を実感する方はわずかです。
また長期的に装着することが必要であるが、「側弯症」の進行が止まる時期、つまり成長が終わるまで装着する必要があって側弯症の装具での治療法はすごく忍耐がいるものになります。
手術
50度以上と診断されると、ロッドやスクリューを挿入して脊椎を矯正するする手術をします。
このような場合も完治することはありません。
外科の手術による側弯症の治療の後は、脊椎の稼働できる角度は減ります。
また、側弯症の歪みに伴い、肋骨の歪みがあり、その肋骨の歪みの度合いによっては、肋骨の切除が行われることもあるようです。
大きな手術になるので、身体への負担を心配して外科手術をためらう方達もいらっしゃいます。
整体などの民間療法による治療
背骨・骨盤の矯正を専門とする整体は「側彎症」の患者がたくさん診察に来ます。
整体では古くから「側弯症」の矯正を考えてきた歴史があります。
しかし、いまだに全ての「側彎症」に効果的な治療法は確立されていないのが現実です。
だが、一部の側弯症に関してはとても効果的で改善がみられることがある。
注意したほうがいいのは、「「側彎症」を治します」とか「側湾症専門」などと、まるで「側弯症」が簡単に治る病気のように広告する整体は、詐欺みたいな整体かもしれません。
整体の矯正で改善する「側弯症」は、側弯症全体の一部のある条件が合った「側弯症」のみ。
「側弯症」が改善するなどと簡単に言う治療院に行くのは考えた方がいいかもしれません。
そのようなことも考えたうえであれば整体の施術をを試してみるのは良いことだと思います。